日本におけるハロウィンと子供会

私が、子供だった頃はハロウィンという言葉自体存在しないようなもので、海外の映画でうっすら観たことあるな、くらいの遠い存在でした。

 

ハロウィンとは違うけど、似たようなのはありましたね。地域の子供会に入ってる小学生が一年に一度くらいの頻度でお祭り毎として獅子舞を被り皆で「わっしょい!カンカン!」と、繰り返しながら近所の家に募金をお願いしにいくやつ…。

 

子供会等の関係のない家庭の人からしたら、かなり嫌ですよね。子供会入ってる家だけを回れば良いようなものの…。

 

ウェルカムしてくれる大人は少なく、寧ろなんだか嫌だけど、断れないような表情の大人をみて、子供ながらにいたたまれない気持ちになりました。

おそらくですが、あからさまに怒ったり、断りきれない理由の中に、毎週日曜に子供会の子供がリヤカーを使い各家庭に廃品回収で回っていたから…かもしれません。

 

とにもかくにも、そういった日本の子供会の祭りを経験していたので、海外のハロウィン文化について、お菓子を沢山用意する方が大変そうなのに、文化として続いているなんて、なんて寛大?裕福?すごいなぁと思っていました。

 

そして月日が過ぎ、私が大人になった頃に日本にもいよいよハロウィン文化が本格的に入ってきて…毎年渋谷のハロウィンの賑わいをテレビで観て(日本にもハロウィンが定着していくのかな…)と、思ったものです。とはいえ、日本では大人もコスプレして楽しむ感じになっているみたいなので、本場の文化とは少し違う気もするけど。

 

そんなまだまだ浅い日本でのハロウィン文化はどうなるのかと思いつつ、うちの5歳はハロウィン楽しんでいます。

この子達が大人になった頃、どんなハロウィンになっているのかなぁ。

 

ちなみに私の実家の子供会では、やはり時間がないということでリヤカー持った子供による廃品回収はなくなり、そのまま募金を集めるようなこともなくなったようです。

 

子供の頃は、時代は何一つ変わらないと思っていましたが、戦前戦後の変化とは比べられませんが、平和な時代であっても結構変わるものなんだなぁと。