マラソン大会でしぬほど恥ずかしかった話

お題「試合に出た時の思い出話」

 

試合というか…市でやってるマラソン大会に中学生の頃、出ていました。

まずこの話は、まったく感動もしませんし、バカみたいな話ですと先に言っておきます。

 

その頃私は万年補欠の水泳部員だったんですけど、冬は学校のプールが使えないし、市民プールも毎日は貸し切りとか無理なので、部活では筋トレの他、陸でできる競技(マラソン、サイクリング、トライアスロン等)をこなし体力づくりをしていました。

 

そもそも私自身は運動神経は壊滅的なのですが、入部を決めた理由が水泳部の先輩に憧れて…という不純な動機。

 

この後、人生において不純な動機からの始まりはろくなことがないという教訓を得ることになるのです。

 

それは置いといて、このマラソン大会は水泳部全員毎年強制参加で、本当に嫌でした。でもまぁ、部活の仲間と愚痴りながらやるんですけど。

 

こういう時、誰かが「絶対一緒に走ろうね。(同じペースで走るから、抜きも遅れもするなよ)」と必ず言ってくるんです。まぁだいたいこの約束は途中で空中分解されます。

 

また脱線してしまいましたが、こういった不特定多数の人が沢山いるマラソン大会ってトイレが仮設なんですよね。

仮設トイレがずらーっと並んでいまして、後にも先にもこんなに仮設トイレが並んでいるのはみたことがありません。こんなに沢山あるとはいえ、沢山の人がいますから混むときは混みますよね。

私もスタート前にトイレ行っとこうと思って、列に並ぼうとしたら一つだけ誰も並んでいない仮設トイレが。結構トイレ行きたかったので、背に腹は代えられぬと一応入って見てみたら、鍵が閉まらないんですよね。

 

だけどもまぁ、鍵を抑えとけば大丈夫だろうと思ってドキドキハラハラしながら鍵を抑えながらトイレで用を済ませました。

そして鍵から手を放し、トイレットペーパーに手を伸ばした瞬間、しらん人が戸を開けてしまったんです。

びっくりしまして、はい、本当に。なんで、鍵のかからないトイレに入ってしまったのかと一瞬後悔しました。でも、そのしらん人の驚いた顔にもびっくりしまして、その人は謝りながら、戸を素早く閉めてくれました。すっごくトイレ行きたかったのかなぁと想像もしましたが。

 

本当にびっくりして声もでませんでしたが、それを見ていた部活仲間は一瞬にして膝から崩れ笑い転げてました。

 

穴があったら入りたい、しぬほど恥ずかしかったマラソン大会です。

ラソン大会の結果は、可もなく不可もなくです。