金縛りと塩

中学生の頃、毎晩のように金縛りがありました。私は元々幽霊なんて信じないと思っていたし、金縛りなんて人体の生理現象にすぎないと思っていましたが、夢か現実かわからないところで怖いものがみえたりと生理現象だけでは説明ができないことが多々出てきて、さすがに睡眠障害になりかけました。

で、なんとか金縛りを解消しようと、お守りやら何やらで色々試行錯誤を繰り返したわけです。ですが全くもって効き目がなく、段々腹が立ってきて何者かに怒ったりもしました。

そうこうしてある日“塩“はどうだろうと閃きまして結果は、驚くほど効いたのであります。

ただ毎晩の金縛りや夢と現実の合間で怖いことを体験していたので、一度の塩による?成功体験だけではやはり心もとないというか、怖いわけです。塩でこんなに効くなんてと。

ですがそれからは藁にもすがる思いで毎晩塩を包んだティッシュを枕の下に入れて寝ました。もう本当に効きまくりました。

 

あれからはなくなり、塩もいつのまにか使わなくなりましたが。たまに金縛りになってもほっといて眠ることにしました。

今から思えば、思春期特有のものかもしれませんし、家庭や学校での環境があまり良くなかったこともあったのでそういう不安定さから体に影響があったのかもしれません。

 

色んな意味で塩はすごいと思うのでした。